人気の海外旅行都市トップ100ランキング by ユーロモニター・インターナショナル

国際的なマーケティング会社による「人気の海外旅行都市トップ100ランキング」の第1位は香港、第2位がシンガポール、第3位はバンコク。圧倒的な人気を誇るアジアの都市

ロンドンに本社を置くマーケティング会社、ユーロモニター・インターナショナルは2014年1月26日(日)、「海外旅行人気都市トップ100ランキング」(Top 100 City Destinations Ranking)を発表しました。

ユーロモニター・インターナショナル(Euromonitor International)は1972年に創立されたユーロモニターは、世界的規模でライフスタイル、人口構成、社会経済的データなどの調査を行っている国際的なマーケティング・リサーチ会社。

この調査レポートは、世界各地の都市ごとに、政府統計や空港への到着者数を含むさまざまな旅行データを1年以上かけて分析したものです。公式な統計の収集に時間がかかるため、2012年版のデータをもとにしたものです。

さて、「海外旅行人気都市トップ100ランキング」によると、2012年における海外旅行先の人気都市トップ100の第1位は香港、第2位はシンガポール、第3位はバンコク、第4位はロンドン、第5位はマカオでした。

トップ5の内、4都市がアジアの都市で占められています。トップ10で見ても6都市がアジアの都市。さらにトップ100を見ると、西欧諸国からは20都市がランクインしていることに比べて、アジアの都市は32都市もランクインしています。 どうやら“アジア人気”は、日本だけではなさそうです。

ユーロモニター・インターナショナルによると、香港の人気は主として中国本土からの中国人旅行者によるもの。中国本土からの旅行者数は2012年に11.1%の伸びを見せており、香港への旅行者全体の63.5%を占めたとしています。

第2位のシンガポールでも中国本土から旅行者は多く、中国旅行者はシンガポールにとって3番目に大きな市場となっているとしています。

とはいえ、中国本土からの旅行者が占める割合は全体の 9.6%。メインとなるのは、マレーシアおよびインドネシアからの旅行者です。

Marina Bay
Marina Bay / kamsky

第3位はバンコクでした。バンコクでも、中国本土からの旅行者は非常に大きな伸びを見せており、2012年の中国人旅行の市場は、実に62%もの成長。タイの旅行業界にとって最大の市場を形作っている、としています。

ちなみに、中国のおけるタイ旅行人気は、タイ旅行を題材とした映画『ロスト・イン・タイランド』(Lost in Thailand)が中国で大ヒットしたことも理由の一つ。ロンドンを押しのけての第3位となった分析しています。

海外旅行人気都市トップ100ランキングの内トップ30

  • 第1位 香港
  • 第2位 シンガポール
  • 第3位 バンコク
  • 第4位 ロンドン
  • 第5位 マカオ
  • 第6位 クアラルンプール(マレーシア)
  • 第7位 深セン(中国)
  • 第8位 ニューヨーク(アメリカ)
  • 第9位 アンタルヤ(トルコ)
  • 第10位 パリ(フランス)
  • 第11位 イスタンブール(トルコ)
  • 第12位 ローマ(イタリア)
  • 第13位 ドバイ(アラブ首長国連邦)
  • 第14位 広州(中国)
  • 第15位 プーケット(タイ)
  • 第16位 メッカ(サウジアラビア)
  • 第17位 パタヤ(タイ)
  • 第18位 台北(台湾)
  • 第19位 プラハ(チェコ)
  • 第20位 上海(中国)
  • 第21位 ラスベガス(アメリカ)
  • 第22位 アイアミ(アメリカ)
  • 第23位 バルセロナ(スペイン)
  • 第24位 モスクワ(ロシア)
  • 第25位 北京(中国)
  • 第26位 ロスアンジェロス(アメリカ)
  • 第27位 ブタペスト(ハンガリー)
  • 第28位 ウィーン(オーストリア)
  • 第29位 アムステルダム(オランダ)
  • 第30位 ソフィア(ブルガリア)

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