『シンガポール・ビエンナーレ2011 オープンハウス』

『シンガポール・ビエンナーレ2011』が開催/2011年3月13日~5月15日

2011年3月13日~5月15日の期間、『シンガポール・ビエンナーレ2011』が開催されます。

第1回、第2回と続けて南篠史生氏がディレクターを務めていましたが、今年で3回目を迎える同ビエンナーレでは、シンガポール人アーティストでキュ&レーターでもあるマシュー・ヌイ氏がディレクターです。

今回のビエンナーレには、30カ国から総勢63人のアーティストが参加。シンガポール美術館、シンガポール国立博物館、さらに旧カラン空港などで、合計161作品が展示されます。

今年は「オープンハウス」と銘打ち、出展するアーティスト、鑑賞者の双方に対する招待状という形をとっています。

シンガポールには、中国系の旧正月である春節、マレー系のハリラヤ、ヒンドゥー教の祝日ディーパヴァリ(光の祭)など、さまざまな機会に、自宅を開放して、一緒に食事を取るなどの風習があります。

こうした風習により、社会的・政治的な境界を超えてコミュニケーションが生まれる機能を担っています。

今回の『シンガポールビエンナーレ2011 オープンハウス』では、aアートによって国やグループ、都市や個々人といった境界を超えていくことを狙いとしてしています。

日本からは、西野達氏による『マーライオン・ホテル』が注目を集めています。シンガポールの観光シンボルであるマーライオン像を囲み、豪華なホテルを造り上げた作品。

会期中の4月4日から5月5日までの32日間、ホテルとして機能して、宿泊客を受け入れるそうです。

その他、日本からは、金氏徹平が参加。ミン・ウォン、マイケル・リン、マイク・ネルソン、キャンディス・ブレイツ、ユリアン・ゲーテ、ライアン・トゥリカーティン、サイモン・フジワラなど。

『シンガポールビエンナーレ2011 オープンハウス』の概要

  1. 開催期間:2011年3月13日~5月15日
  2. 開催時間:10:00~19:00
  3. 開催場所:シンガポール美術館およびSAM 8Q (別館)、シンガポール国立博物館、旧カラン空港、マリーナ・ベイ
  4. 休館日:会期中無休
  5. 詳細は公式オフィシャル・サイト:シンガポールビエンナーレ / Singapore Biennaleにて